中枢神経系の障害による不随意で持続的な筋収縮にかかわる運動障害の総称。
持続的な緊張感により、しばしば捻天性・反復性の運動、または異常な姿勢を来す病態と定義されている。
ジストニアがなぜ起こるのかはっきりしていません。
遺伝性、ストレス、薬剤など原因はさまざまありますが、同じストレスを受けている方全員がなるわけでも、同じ薬を飲んで
いる方全員がなるわけでもありません。
投薬治療やボツリヌス(ボトックス)治療などの治療法がありますが、これらの治療もジストニアの症状がある方全員が治
っているわけではないようです。
ジストニアの症状や治療経過に悩まれている方に鍼治療をすることで、改善してくる患者様を経験してきました。
ジストニアの症状は、首・腕・体と症状が出る部位もさまざまですし、例え同じ首であっても症状は異なるため、1人1
人にあった治療が必要です。
また、「なぜこの病気になったのか」「なぜこんなにしんどいのか」「なぜこんなに辛いのにわかってもらえないのか」「なにを
したら良くなるのか」などの思いが、症状の辛さとともに巡ると思います。
症状を把握し、一緒に症状と向かい合いながら、鍼治療を行なうことで少しずつ変化がみられます。
当院には、関西医療大学 鈴木 教授、 谷 准教授のもとでジストニア患者様に対する鍼治療を研修したスタッフが勤
務しておりますので、疑問や質問などにもお答えできると思います。
副作用などの体へ負担が少ない鍼治療を1度受けに来られませんか??
ジストニアを治すためのお手伝いが少しでも出来ればと思っています。
The The Acupuncture for Dystonia
ージストニアと鍼治療ー
2006年12月17日 第1版発行
監 修 | 鈴木 俊明 谷 万喜子 |
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編 集 | 関西理学療法学会 |
共著者 | 高田 あや 井上 博紀 上田 愛 酒井 英謙 西村 栄津子 福島 綾子 氏原 輝子 米田 浩久 |
発行所 | (有)アイペック |